【謎】皇族の名前にはなぜ「仁」「子」が必ず付くのか?その意味

「仁」のはじめ

確かに歴代天皇のお名前ばかりでなく、親王方のお名前にも「仁」が付いています。これは初代神武天皇からそうだったわけでは当然なく、初めて「仁」が付いたお名前を持たれたのは、第56代清和天皇の「惟仁(これひと)」だったそうです。

それからも第60代醍醐天皇(敦仁・あつぎみ←『ひと』と読んでない!)、第66代一条天皇(懐仁・やすひと)、と「仁」が付いたり付かなかったりした後、第70代御冷泉天皇(親仁・ちかひと)からはずっと「仁」が付くのが恒例になっているそうです。

「仁」の持つ意味

「仁」の字には、「慈しむ。親しむ。愛する。」という意味の他に、「諸徳の総称。有徳の人」という意味もあるそうです。

これを見ると、「仁」という字は正に天皇や皇族にピッタリの字だと思えますね。

徳の高い方が、国民を慈愛の心で見守る、又そういう気持ちで国を治めるということでしょう。そういった意味を込め、この字が使われるようになったのかもしれません。

きっとこれからも男性皇族には「仁」の字が付く名前が付けられるでしょう。

でも、私は皇室に四男、六男と生まれた場合、「仁」が付かない名前を持つ親王が出られることも、ちょっと期待してしまいます。ご本人は悲しがるかもしれませんが。

「子」のはじめ

女性皇族の名前に「子」が付いたのは、第52代嵯峨天皇が、12人の内親王全員の名前に「子」を付けたことから始まったようです。それから現在まで約1200年間、内親王や女王方のお名前には「「子」が付いています

皇室に入る女性は?

そもそも女性皇族に「子」が付くようになったのは、藤原氏の影響だったと言います。

藤原氏はご存じのように娘を入内させることに依って天皇家と親戚関係を築き、勢力を伸ばしましたが、その藤原家が娘の名前に「子」を付けていました。それが宮中にも広がり、以降1200年間天皇の妻子には「子」が付く名前しかなくなったということです。

「子」が付かないとダメか

こうして見てくると、皇室に入るには「子」が付く名前でないといけないのではなく、逆に「子」が付く名前の女性が皇室に入ったことから、皇室で「子」が付く名前が広まったということですね。

「子」が付く名前の女性でないと皇室に入れないと皇室典範で規定されているとも思えませんし、1200年というのは長い期間ですが、天皇家の歴史から見れば約半分と言ったところでしょうか。

嵯峨天皇より前・・・と言うより神武天皇の頃は、「古事記」などを読めばわかりますが、名前も古代のもので「子」が付くような名前の皇后も更衣もいません。

ですから、決まりがあるかどうかはわからないのですが、この先「子」が付かない名前の女性が皇室に入る可能性は、「仁」が付かない男子皇族が生まれるよりは高いのではないでしょうか。

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